5月半ば、講演のためアイルランドを訪問しました。このような日本から遠く離れた国にあってすら、アジア情勢、特に日中関係についての関心には高いものがありました。有識者相手の会合だったせいもありますが、ヤ・ス・ク・ニの名前を多くの人が知っていたのに驚きました。
本来小さな問題であるべき靖国問題が、今や世界中の関心を呼んでしまっているんですね。
アイルランドの人口は、わずか400万人ですが、ITと製薬業が繁栄をもたらし、一人当たりの国民所得は日本より高いのです。
ただし僕が講演に行った理由は別のところにあります。アイルランドは、多くの移民を世界中に送り出しており、この国を通じて様々なチャネルを開拓できるのです。例えばアメリカには3500万人(!)の移民が出ています。大統領では、ケネディもニクソンもレーガンもクリントンもアイルランド系でした。
このように人口は少なくとも、きらりと光る国々 − シンガポールや、「小国」ではありませんがオーストラリアやカナダ − と交流し、多くの問題で共同歩調をとれる友人にすることが、世界に友人の少ない日本にとって、極めて重要だと思います。
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