岡本行夫公式サイト

2017年7月2日

権力とメディア(ホワイトハウス記者会見からカメラ撤去を)

(2017年7月2日「サンデーモーニング」より)

 今回のトランプ政権の「記者会見におけるカメラ撮影禁止」の対応はひどいものです。会見の場から取り除くべきは、テレビカメラではなく、スパイサー報道官でしょう。歴代最悪の報道官だと思います。

 日本のメディアにも、一言注文をつけたいことがあります。それは、記者クラブ制度です。政府要人の記者会見に出られるのはクラブの会員だけです。日本の場合は政府の説明責任ももちろんありますが、特定の報道機関だけを入れて、外国メディアや小規模のメディアは入れない。記者側が仲良しモードになってしまい、そこから癒着が出てくるという危険性もあります。もっとオーブンにすべきだと思います。