岡本行夫公式サイト

2020年3月22日

遺書 - 財務省文書改ざん事件

(2019年3月22日TBSテレビ「サンデーモーニング」より)

 私は長いこと役人をしていました。役人は、最初から徹底的に正確な記録を書くことを叩き込まれます。文書と記録は役人の命です。ましてや、その文書を改ざんするなどとは考えもしません。そのまま保存して、後から文書情報公開の時に怒られたりしますが、不利なものを改ざん、無いことにするなどあり得ないことです。 「 虚偽公文書作成罪 」は懲役10年です。

 今回、大勢の人間がそのようなことを行ったのに誰も罪に問われていない。「処分」と言っても「 給料20%カット 3カ月 」だけです。制度とか法律という問題ではないと思います。このまま続いたら、公務員制度全体が劣化しているのではないかという批判につながります。

 公務員の人たちは、今回の赤城さんの死に、粛然と対応してほしいです。