岡本行夫公式サイト

2017年10月15日

フェイク(ニセ情報)の蔓延

(2017年10月15日TBSテレビ「サンデーモーニング」より)

 アメリカ大統領選挙のときに非常に問題になりました。ネット空間はたくさんのブロガーやツイートする人などによる膨大な書き込みに溢れている。何が起こるかというと、ニュースサイクルがどんどん短くなってくるということ。ファクト・チェックと言いますが、いちいちそれが正しいかどうかチェックしないまま、数時間で次々に新しい話題に移っていってしまう。トランプ大統領などはキャンペーン中に言った半分以上のことは嘘であったと、アメリカの有力な新聞社は分析しています。

 もうひとつ非常に危ないのは、フェイクというわけではありませんが、SNSが広がっていくと、運営者のアルゴリズムによって同じような意見の人たちだけが集められて、あたかもそれが自分の世界だと思ってしまう現象が生まれてくる。これも問題です。