岡本行夫公式サイト

2017年10月15日

北朝鮮が新たな挑発?米朝の緊張いつまで

(2017年10月15日TBSテレビ「サンデーモーニング」より)

 やはりアメリカとの話し合いが重要になってくると思います。金正恩委員長の方が悪いに決まっているのですが、トランプ大統領に対しても、今アメリカ国内で相当心配する声が出てきています。私は先週ワシントンに行っていたのですが、「どこか大統領はおかしいんじゃないか」という批判が高まってきていて、場合によっては合衆国憲法修正第25条を発動すべきだという人たちもいる。

 修正第25条は、副大統領と閣僚の半分が、「この大統領は職務執行に能わず」と判定をすると、それで大統領としての権限が停止され、副大統領が大統領代行になるということを定めています。大統領が「いや、俺はちゃんとしているんだ」と言ったら、今度は上院と下院の過半数でその同意をとらなければ大統領は職務を遂行できません。

 マティス国防長官は、閣僚の中で今一番力をもっています。その他にティラソン国務長官、マクマスター国家安全保障担当大統領補佐官、それからケリー首席補佐官、この4人がチームを組んで、いまアメリカをとにかく守っている。何から守っているかと言えば、大統領から守っているという話になっているくらいです。