岡本行夫公式サイト

2017年9月27日

民進党“解党”も…希望の党に“合流”最終調整

(2017年9月27日「ユアタイム」より)

 希望の党が民進党を最終的に吸収合併するような形になればこれは大きいです。今、希望の党は東京の政党にすぎませんが、民進党は全県に県連があり、それに連合がもしついてくるとなると、一挙に全国政党になるわけです。

 とにかく小池さんは上手で、タイミングの読み方、行動への移り方などは天才的だと思います。例えは悪いですが、トランプのやり方と似ているんです。次から次へと話題をつくって、実質的にニュースが小池一色になっていってしまう。政権側は相手の用意が整わないうちに選挙をやれば勝てると思ったが、小池さんはそれを逆手に取った。小池さんは短期決戦を上手にやる人です。短期に流れを自分の方にもっていってしまう。いまそれが起こっているわけです。

 言い方もうまいです。「現実的な外交・安保政策」とか、「寛容な改革保守」だとか、中身はよくわからないけど雰囲気的にはみんなの耳によく入るような言い方をしている。結局は、あまり右にいきたくないという保守で、安倍一強の下では他に選択肢がないから自民党を支持しているという人たちが、希望の党へ移っていく可能性もあると思います。